ポイント

相当因果関係について
障害年金を申請するにあたって、先に述べたように、初診日がいつなのかは非常に重要になる場合があります。障害の原因になった傷病が明らかな場合は問題ありませんが、中にははっきりしない場合があります。従って初診日を判定する場合は「前の疾病や負傷が無かったら後の傷病は起こらなかったであろう」と判断される場合は「相当因果関係あり」...
初診日とは
初診日とは、障害の原因となった傷病(対象傷病)で初めて医師又は歯科医師(医師等)の診療を受けた日のことを言い、具体的には以下のように取り扱われます。 ① 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日) ② 同一の傷病で転医があった場合は、一番最初に診療を受けた日 ③ 過去の傷病が治癒し、同一傷病で再度発...
65歳以上でも請求できる場合がある。
1年ほど前、電話相談で69歳の男性から、次のような相談がありました。 「15年ほど前にパーキンソン病になったが、3年ほど前に症状がひどくなり、経営していたブテイックをやめた。障害年金を受けることができるか?」 今回の場合 ・初診日が15年ほど前で、当時は仕事もしていたので症状は軽い。 ・自営業者で国民年金に加入している...
高次機能障害について
高次機能障害とは 脳の損傷が原因で周囲からの知覚に対して適切な認識や行動ができなくなった状態です。 具体的には以下のような症状がある。 ・意欲の低下 :意欲が低下し自分から何かをはじめられない ・易疲労性  :精神的に疲れやすく日中ボーとしている。 ・脱抑制、易怒性:後先考えず発言、行動する。大声を出す。 ・失語   ...
事例 統合失調症で障害基礎年金2級
相談内容  38歳 男性 お父様から相談がありました。 長く引きこもり状態の息子が近隣住人とのトラブルで、マンションのオーナーから退去を求められた。保健所等からも、精神科の診断を受けるよう勧められたので、はじめて精神科の診断を受けると、重度の統合失調症と診断され、緊急入院することになってしまった。 退院後、郊外に引っ越...
黙っていればいいのか?
先日、電話相談をしていると、「現在、障害年金を受給しているが、申請時の初診日より前に実際の初診日がることが分かった。黙っていたほうがよいか?」との質問がありました。 初診日は、障害年金の受給資格を判断するうえで最も重要な要素です。初診日が変更になった場合、現在受給中の障害年金の受給資格に変更なければ、そのまま年金事務所...
事例  気分変調症(うつ病)で障害厚生(共済)年金3級
相談内容 男性 54歳 数年前に母親が病気で倒れて、その看病をしているうちに自分自身も落ち込み、食欲不振、不眠症になった。精神科で受診すると「気分変調症」と診断された。 当時国家公務員として働いていたが、転勤になって、職場環境になかなかなじめず、2~3ヶ月の間に3回も交通事故を起こしてしまった。 父親も認知症になり、面...
事例 双極性障害(躁うつ病)で障害厚生年金3級
相談内容 49歳 男性 お父様からの相談でした。 工場の立ち上げを支援するかなり重要な仕事を担当し、他県に何年間か出張することもあった。数年前、単身出張中のプロジェクトで、仕事がうまくいかず、イライラしていた。 又社長が退任し、新しい社長と気が合わなかったようだ。そんな中で自殺行為をして、病院に搬送され、ここで双極性障...
事例 膠原病(多発性筋炎)で障害厚生年金3級
相談内容  57歳 男性 膠原病(注)の一種である多発性筋炎で会社を退職せざるを得なくなった。日常生活にも支障があり、障害年金は受給できないかとの相談でした。 多発性筋炎は難病指定されており、筋肉の炎症により、筋肉に力が入りにくくなったり、疲れやすくなったり、痛んだりする病気です。皮膚に腫れぼったい紅斑ができる場合は皮...
事例 大腸がんが骨盤に転移し、障害厚生年金3級
事例 大腸がんが骨盤に転移し、障害厚生年金3級 相談の内容  男性 50歳 数年前大腸がんと診断され、手術の後、何とか仕事を継続していたが、1年ほど前、骨盤に転移し、激しい痛みのため、化学療法を開始した。会社は辞めてはいないが、障害年金の可能性はあるか?とのことでした。 可能性はあり、費用等を説明したが、その後忙しいと...